2014年10月21日火曜日

TES5EditのMerge Plugins xEditで装備Modマージ時に元々所持していた装備を失わずにマージする方法

2015年1月27日現在追記:今後のMerge Plugins xEditの更新で以下に書いてある作業の殆どが良い意味で役に立たなくなるアップデートが来ると思います。楽しみですね!

装備MODなどをたくさん導入しているとespの総数が増え、espやesmのアクティベート上限255個までという仕様があることからTES5EditのMerge Plugins xEditでModを全て一つにまとめる方法があります。俗に言う"Modをマージする"ことができてesp数の節約ができる素晴らしいものなのですがこれにも唯一最大の欠点があり、例えば一度大量にマージしたA装備espを使用していて暫くして新作装備ModB装備espをデフォルトのプラグインの設定でマージしてしまうと今まで入手していたA装備espの内容はゲーム中から完全に消え、もう一度入手しなおしになってしまいます。 そこで今回はA装備espとB装備espをマージしてもA装備espの内容をゲーム上で現状維持しつつマージできるやり方を記しておきます。あくまで装備のマージに限定したやり方ですのでご注意下さい。ちなみにこの記事で書いてあることはMerge Plugins xEditのNEXUSのpost欄あたりにもしかして既出である可能性もありますが翻訳して引用などは行っておりません。というより2000ポスト以上あって尚且つ母国語でもない中で今回のことに言及している箇所を見つけるのも難儀なので自分で弄っていたらできただけの方法です。本当はもっとスマートなやり方が存在するかもしれないことを予めご了承ください。


まずは下記のツールを普通にDLしておきます。
TES5Edit 本体
Merge Plugins xEdit TES5editののプラグインでマージする為に必要
BSA Browser 装備Modによっては必要

この記事で初めてマージプラグインを導入される方はマージのやり方がSkyrimModデータベースでもわかりやすく載っていますのでそちらでご確認するとともにここから先を読む前に新しい装備Mod二つを使って実際にマージを実践してみることを推奨します。TES5Edit本体はそのまま使えば文字化けしたりするのですが正常に表示してゲームにもそのまま使いたい方はこちらもデータベースのTES5Editのページをご確認ください。中華製のプラグインがリンクされております。ご利用の際は非公式だと思われるプラグインなので自己責任でお願いします。ちなみに自環境では特に不具合などなく利用は出来ております。
装備Modによっては装備データのメッシュやテクスチャがBSAで圧縮されている場合があります。マージしてしまうとBSAは読み込めなくなると思いますので予めBSAは上記のBSA Browserなどで装備Modをダウンロードした直後にでも解凍しておいて下さい。こちらも使い方はデータベースの説明を見て実際使ってみたら直感的にわかると思います。わからなかったらググってみて下さい。それと装備Modでもスクリプトを使用しているModはマージしないほうがいいそうです。そのModの見分け方はespやTexturersなどが入っているフォルダにScriptフォルダが有るかどうかです。ある場合でかつよくわからなければ素直にマージはしない方がいいと思います。本当は該当スクリプト部分とその紐付けをされている部分をDeleteすればいいのですがこのやり方を書くだけで話が脱線しつつ一つ記事ができあがるボリュームになりかねないので今回はスルーします。

今回はA装備espの例として実際自分がマージして装備を溜め込んでいるRyosoSelectShop.espと、B装備espの例としてNPR様の装備ModであるR18Pn 04 - Ritter Armor for UNP and CBBE V3を使ってマージの流れを説明します。

実際に今からやることを前もって説明をしますと、従来の方法でマージすると元々持っていた装備Modのespも今からマージする予定の装備Modのespも全部IDが変わってしまう為にマージ後は今まで入手していた装備Modを入手しなおしになっていたのでこれまで導入していたespのIDはそのままで今からマージして迎える方のespだけ元々導入していた装備Modより数字が被らないよう大きな数字でIDを後から割り当ててからマージしてみよう、というものです。

では普通にTES5Edit起動します。装備を溜め込んでいる方のRyosoSelectShop.espの各項目のIDが白く表示されている部分を全て開いて、一番大きい数字を覚えておくなりメモっておくなりします。今回の自分の場合ですと下図のとおりArmor AdoonからWorld Spaceまで15か所確認部分があり、その全てを確認するので大変かと思われそうですがデフォルトですと各項目ごとにIDが昇順で表示されていますので項目毎の最後のIDを確認すれば各項目の一番大きな数字がわかります。下図Weaponの赤線の項目のとおり、各項目の一番下の数字が各項目で一番大きな数字で表示されます。表示順は一番左上の"FormID▲"と表示されているタブをクリックしますと昇順降順の切り替えも出来ます。例外的にCellとWorld Spaceの項目は折りたたみ部分が何段階かあるのでそれを最後まで辿って調べることも忘れないでください。下図はCellとWorld Spaceを全て展開しきった状態のものも赤線と共に参考に載せています。装備Modなので量は多くないと思いたいのですがマージした装備が大量にあるespですとCellやWorld Spaceの数字を調べるのに少し手間がかかるかもしれません。今回のやり方の中でここが一番手間がかかる部分ですので該当する部分が多いけどチャレンジしてみようという方はここが最初で最後のヤマ場なので頑張ってみて下さい。




全ての項目を調べてみましたら自分の場合ですと項目が長すぎて見切れていますが下図のArmor項目の0204293Aというのがこのespの中で一番大きな数字でした。のでこれを覚えておきます。




次に新しくマージされる方のNPR様の装備espのespの名前の上で右クリックしてRenumber FormIDs from...という項目をクリックします。




すると下図のような警告画面が出ますが気にせず右下のYes~をクリック




するとさらに下図のような画面が出てきます。ここに自分が決めたIDの下6桁を入力することが出来ます。先ほど調べた0204293Aの下6桁よりさらに大きい6桁をここで打ち込みます。自分は下図の数字を入力しました。極端な話、大きければ050000や100000なんてのもアリですが、新しい装備をマージするたびにここに新たな数字を入力していくことになりますのでここで入力する数字は先ほど調べた数字とあまりかけ離れないほうが今後楽です。





入力しましたら、下図のようにこのespのID下6桁が全て042940から昇順に割り当てられたのが確認できます。下図はクリックで拡大可能です



ここまで来ましたらあとはこのリナンバリングされたespを右クリックでマージするだけなのですが、マージする時の下図の画面でチェックを外すようにして下さい。

これ以降の操作は通常のマージと同じですが完成したespをアクティベートする前にひとつ大事な作業があります。今回のケースと同じで現状装備を溜め込んでゲームに装備が反映されているタイプのespをマージされた方の場合は新たにできたesp名を元の溜め込んだタイプのespと同じ名前にリネームして下さい。出来上がったespと旧espの名前が違うと結局別Modとして認識されて今回の一連の作業は無意味になってしまいます。リネームする際は動作確認がとれるまで旧espのバックアップもしておいたほうがいいと思います。ここでお気づきかもしれませんが一度マージしたModは今回の趣旨でマージし続ける限りespの名前はずっと変えられません。実は自分はRyosoSelectShop.espという名前で今回の説明をしてきましたが記事用にわかりやすくするためにリネームしているのであって実際は最初にマージした時のModの作者様の名前が入っていたりします。装備Modは導入してるけど既に入手している装備がそこまで多くない方でModのesp名も拘りたい方はこの際思い切ってesp名も変えて次回マージ時から今回の記事の内容を役立てるのも悪くないと思います。

最後にひとつ、ゆくゆくは出てくる注意点としてこのプラグインでマージし続けるとModのDiscriptionにマージ元のespの名前がどんどん追記されていきます。TES5Editで編集したりゲーム上では問題が無くてもここの文字数が多すぎるとCKが立ち上がらなくなります。CKで編集予定がある方は是非回避したほうがいいと思われますので回避方法を。TES5Editを立ち上げてマージ済みのespのツリーを展開してすぐ下にあるFile Headerをクリック、右画面の中のSNAM - Discriptionという項目で右クリック、Editでesp名は削除してAuthor名だけにするなどして文字数を減らせば完了です。

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